ナチュログ管理画面 海釣り・ソルトウォーター 海釣り・ソルトウォーター 近畿 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2013年10月20日

山鱸

河は数日前に降った雨で水位もやや高くニゴリもなかなか取れない状態が続いていた。

来週の天気予報でも傘マークが多く増水で釣り不能になる事を考えると目的の魚に出会えずとも

何かしらの情報収集が出来る筈と思いステアリングを握り一路、山間の河へ向かった。



上流部からポイントの確認をしながら車を流して行くが水位は落着き始めたものの

ライブカメラで確認した通りニゴリは未だ取れないままであった。

多少のニゴリは吉となるのか一抹の不安は拭え切れずにいた。



日の暮れまで時間があるが今夜の予報は雨だったのそそくさとウェーダーに足を通した。

ニゴリに目立つ派手な動きのルアーとカラーをチョイスする。

時折、アユではない小さなベイトが目の前をピチャピチャやるが余りやらないニゴリに

リーリングの速度は増すばかりで少し抵抗のあるルアーに替えてみる。



丁度、日が山に沈みかけた時にダウンにロングキャストをした。

ピンクヘッドのミノーが河の強い流れから弱い流れに差し掛かった時に

一瞬、フッとバランスを崩し軽くなった瞬間だった。

「ココンッ」と小さなゴミが引っ掛かった様な感触がラインから伝わって来た。



反射的にそして瞬時にロッドを立てると「ゴッゴゴーン」!

非常に小さなバイトに上手くフックアップが効いた。

が、アタリもさることながら引きも弱い。

小さいな。。。と思い3回、4回とリーリングをした時に

突然、強烈な引きで下流へ突っ込まれる。

「ジッジジ」と出るライン。

油断していたので心臓がバクツキやがる。



その瞬間、川面に「グバンッグバンッ」とミノーを咥えたまま横に首を振る鱸が見えた。

強い抵抗にすんなりとは寄らない。

ラインを弛ませない様にだましだまし寄せて来る。

近くの浅場まで来たがニゴリのせいで魚体が見え辛い。

大きな背ビレと真っ黒な尾ビレが時折、水を切る様に「バシャッ、バシュッ」っと

音をたてながら水面に見え隠れしている。



しかし、やがて突進する力は失せ次第に呼吸が弱くなって来たのが解った。

それを見計らって一気に河原へランディング。


山鱸

山鱸



ショアラインR50SSRピンクヘッドのベリーフックがガッチリとカンヌキに入っていた。

何も口にしていなかったのか少しスマートな魚体。

しかし、背中の盛り上がった筋肉と大きく張った尾ビレは河の鱸らしく

強い遊泳力を持つ事が解り得る。



山鱸

山鱸



素早く撮影を済ませ時間を掛けてゆっくりと蘇生を行う。

河の流れに頭を向け口からエラに流水を通すと蘇生も早い。



山鱸



体を起こせる様になると自らゆっくりと泳いで行った。



山鱸

山鱸



たまらんね。

感無量。

今年も山鱸に出逢えた。

ありがとう。

そして感謝。



追伸、ポイントに柿の種が沢山入った獣の大きな糞がありました。

釣行の際は十分に留意されたい。










同じカテゴリー()の記事画像
澄んだ河
デイ・トップ・リバー
濁るサーフ
都市型河川
アーバンナイト
月夜のサンドサーフ
同じカテゴリー()の記事
 澄んだ河 (2014-10-26 15:20)
 デイ・トップ・リバー (2014-10-18 15:57)
 濁るサーフ (2014-07-20 16:13)
 都市型河川 (2014-06-01 11:58)
 アーバンナイト (2014-05-18 16:59)
 月夜のサンドサーフ (2013-11-17 14:42)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
山鱸
    コメント(0)